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では早速今回のおはなし・・。
わが家にはとにかくモノが多い。 嬉々として面白そうなモノを集めてくるのはいいとして、すぐに把握できる範疇を軽く超えた量になっていく。 しかも、ふたりして捨てるのも片付けるのも苦手ときている。 当然のごとく、わが家はモノであふれ返り、私たちが住んでいるんだかモノが棲んでいるんだかという状態だ。
今、住んでいる2LDKのマンションは、夫が独身時代に中古で買ったもの。 夫は少しずつ荷物を運びこもうと思っていたようだが、実家のリフォームが急遽決まり、いっぺんに荷物を引き上げなくてはならなくなったこともあって、すでに収集のつかないモノたちを抱えて暮らしていた。
そのうち、結婚が決まったが、親を連れての海外挙式という手間のかかることの準備に忙殺されて、部屋は結局片付かずじまい。 帰国後も引っ越せるめどは立たなかった。
夫は、 「俺、そのうち引っ越すから、しばらく別居婚でいいじゃん?今、ここに来ても荷物入んないよ」 と言う。 しかし、私はB型男の「そのうち」を待つ自信がなかった。 アパートの家賃を払い続けるのももったいなかった。 周りからの「いつ引っ越すの?」攻撃に耐えがたかった。 結局、ムリヤリ引っ越しの日を決めてしまった。
一応、荷物を入れる自信はあった。 結構モノは処分したし、ちゃんと家具を入れる場所は測ってあった。
しかし、荷物を運んできた引越し屋の兄ちゃんは、 「ここにどうやって入れろと・・?」 という顔で立ち尽くしていた。
「いいから、とにかくこの辺に積んじゃってください」
部屋の半分がダンボールで埋まった。
ダンボールは少しずつ空いていったが、人間らしい生活には程遠く、喧嘩のたびに拙速な引越しを責められる。 大規模片付けには幾度となくトライするが、才能がない上、互いの時間もすれ違う。 それぞれ、相手のモノはすべて要らないモノに思える。
っていうか、夫、モノ多すぎ! パソコンは小学生のころのものから何代も(何台も)とってあるし、妙に場所をとる足場とか、マニアックな工具が多すぎる。 ゲームや把握しきれない服もぎゅうぎゅう。
つまるところ、夫のモノを捨てればいいのでは? と思うのだが、ダンボールにいっぱいのケーブルとかを見るとめまいが・・。
しかし、夫から見ると、事態はまた違って見えるらしい。 どう見えるかは、何回聞いてもわからない。(わかる気がない?)
「とにかく引越しだ」
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